ピーターリンチの株で勝つ


こちらの書籍は1989年に発売された本で、内容を見るとその当時の日本の状況と非常に似ているので、今後の日本の状況、米国の状況が占う意味でも非常に興味ぶかい本であると思う。
当時の米国は、現在の日本と同じ状況で、米国はほとんど株価が上がらす、日本は逆に大きく上昇していた時期、それでいても高いパフォーマンスを出しているので、銘柄選択において参考になると思われる。


ピーター・リンチ氏とは?
かつてフィデリティに在籍したファンドマネージャー
マゼランファンドの運用資産1億ドルから130億ドルに増加し、価格も25倍になった。

1966年から1988年までに、NYダウは2倍にしかならなかったのに、何と日経平均は17倍になった

素人が失敗する時はプロの真似をしようと後追いする時だけ
話題の銘柄や証券会社の推奨銘柄、専門誌􏰀「今週の銘柄」などを無視して、自分自身 が調査に基づいた投資をすべき
自分の仕事や近所商や店街で起こっている事を見るだけで、ウォール街 が気が付くよりずっと以前に凄い銘柄を見つける事ができる
ある朝「株を買おう」と思い立ったら、電話を取り外し、なるべく証券マンに近づかない事を 勧める。
何も知らない、解りにくい会社への投資の方が安心していられる変な投資家心理がある。
よく知っている銘柄への投資の方が、よくわからない難しい銘柄に投資するより、 ずっと良い成績が上げられる。


街に行ってドーナッツを食べる事が株式への基礎的調査の第一歩
ただし、新装開店した上場企業に投資すれば良いと短絡的に考えてはいけない
将来性のある会社を見つけるステップとして「調査」は欠かせない
アナリストやファンドマネージャーが情報を知るずっと前に、近所や職場で起こっている出来事から、誰でもチャンスを掴むことができる

株式相場を無視する事だ。株式相場は、全く持って不可解な動きをするもの
相場􏰀動向がわかっていても、銘柄選択を間違えれば、損する可能性は少なくとも半分 以上はある。
何かを調べようとするのなら、相場動向ではなく、その個別銘柄の製品がヒットするかどう かを見極めるべき


株式投資で大事な事

株式投資とは科学というより芸術で、何でもはっきりと数量化したがるタイプの人間には向かない  
統計学より歴史や心理学を学ぶべき。株を選ぶ時一番役に立つのは倫理学かもしれない
科学的に全ての情報をインプットしてから決める事などウォール街では非現実的なこと
投資に必要な数学的知識は小学校4年生くらいの数学の知識で充分
リンチ氏は、プロの投資家やエコノミストの予測を信じない


株式投資の資質

忍耐強さ
利害に超然と向き合う強さ
自主性
根気
常識
謙虚さ
苦痛に対しての耐久力
柔軟性
自由な思考力
独自に調査する意欲
パニックを無視する力


テンバガーを見つけるには

見つけるには、まず自分の家の近くから始める事だ。裏庭か、商店街か、職場かである
一般消費者の知識は、高成長する新興企業、特に小売業の中から有望株を見つけ出すのに役に立つ。

最初に掴んだ情報はそれがどこから得たにせよ、それを鵜呑みにして信じてはいけない
話を先に進めるには少なくとも何時間かかける必要がある。それが「調査」だ。
調査なしの投資は、カードを見ずにポーカーをするようなもの
ネットで一番安い航空券を探すのに週末を費やす人が、航空株を100株買うのに会社について5分も調べない
株を買う時、せめて雑貨を買う時と同じぐらいの努力はすべき


ストーリーを考える

その会社の成長の可能性、あるいは推進する材料は何なのかを知る事
株を買う前に再度、その会社の魅力、成長性、弱点などを自問自答してみる
一般投資家でも、知る事が出来ない情報など存在しない。関係のある事実は、全ていつでも容易に知りうる状態にある
店舗を歩き回って実際に味見をすることは、投資戦略をたてるための基本の一つ
数か月おきに会社に関するストーリーを再点検すると良い

テンバガーとして完璧な株


面白みがない、ばかげた社名
完璧な会社は完璧に単純な事業をやっている 完璧に単純な事業は完璧に退屈な名前を持つべき 退屈なものほど良い

変わり映えしない業容
退屈な名前の会社が退屈な業務を行っていればなお良い

感心しない業種
退屈なだけでなく、感心しないような業務はさらに良い

分離独立した会社
企業のある業務部門が分離独立した会社

機関投資家保有せずアナリストがフォローしない会社
3年来、あなたが初めて訪ねて来たアナリストです」を言われたら興奮する
一度は人気があったものの、プロから見切られてしまった株も良い

悪い噂の出ている会社


気の滅入る会社
ウォール街が無視したがるのは「死」であり「葬儀屋」だ

無成長産業であること
多くの人は成長産業に投資したがるがリンチ氏は違う
時に退屈で嫌われるものは競争の心配がないため、成長を続け、シェアを高める余裕 がある
※この無成長産業は、注目されることは少ないが、隠れた成長企業は多い。一度注目されるととんでもなく株価は上昇する。


独占的な商売である事(グローバルニッチ)


買い続けねばならない商品
玩具会社よりは薬品、ソフトドリンク、髭剃りの剃刀、たばこのような会社が良い


テクノロジーを使う側である事
値札自動読取り機を作る会社ではなく、その装置を導入したスーパーに投資すべき
その装置でコストが3%改善すれば収益は倍増する


自社株買いが多い
もし企業の人間が自社株買いをした後で株価が下がれば絶好の買い場である



避けるべき株
この避けるべき株は短期トレードには向いているかもしれない。
短期トレードがしたいのなら、テンバガーに向いている株の反対の銘柄を探すとよいだろう。

超人気産業の中の超人気会社
人気産業を次々と追いかけて投資したりすればすぐに生活保護のお世話になる
急成長産業と人気産業は利口な人々の参入を招き、独占性がなければ競合出る


第二の○○
第二の○○株と人々が言い出す時は、本家の方もおかしくなり始めるようだ




下請け会社
製品の25-50%を単一の顧客に売っている会社はリスクがある
契約が打ち切られ、特定の顧客を無くした事で破滅する会社は用心すべき

名前の良い会社
名前はつまらないのに内容の良い会社は早くから買われる事はない
二流でもいかした名前の会社は投資家に誤った安心感を抱かせる




これを逃がしてしまったが次はつかまえよう
「次」というのは滅多に起こらない
多くの場合、割安の「次のもの」に飛びつくよりも、高くても本命の、良い会社を買う方がはるかに良い

買った後で、株価が上下するのは、他の投資家が注目しているか、していないかを表しているだけだ
間違った考え方の一つに「株価が上がったら良い投資をしたと信じられている事
少し上がれば買い増し、少し下がれば売り払うという間違った行動につながる



アウトプット大全

 

 



 

 

目次

 

 

アウトプットとは?

インプットは、脳の中に情報を入れる事。具体的に言うと、読む、聞くがインプット。

話す、書く、行動することがアウトプットの定義。

 

つまり本を読むこと。はインプット。感想、考えを話すこと、文章に書く事がアウトプットになる。本の内容を読んで、行動する事もアウトプットになる。

 

アウトプットの効果

 

自己成長の為には、このアウトプットの量に比例するそうです。

アウトプットする時、運動神経を使って記憶するらしく、この運動性記憶を使うと、記憶が定着しやすい。一度覚えたら、忘れにくい特徴がある。

確かに、ただ、読みだけ、聞いているだけでは、あまり理解が進まないが、読んだ内容、聞いに内容の要点をまとめるだけでも、理解が進んでいるように感じる。

 

ただ、自己成長するためには、アウトプットする事は重要な事理解できたが、アウトプットするためには、インプットが必要になる。

いわば、インプットとアウトプットのサイクルを回す事が成長につながると言う事らしい。

 

では、インプットとアウトプットの最も効果的な割合についても述べられている。

一般的に、平均的な比率は7対3ぐらいらしい。

ただ、ある調査によると、最も効果的な比率は、3対7。

インプットの時間の2倍の時間をアウトプットに費やすといいようだ。

 

 

フィードバックとは?

アウトプットで得られた結果を評価し、その結果を元に次のインプットに修正を加える事。

見直し・反省・改善・方向修正・微調整・原因究明

なんか仕事と同じだな。

情報収集して、分析して、仮説を立て、行動して、行動したことに対して、分析して

修正する。でもきちんとできていた人は一握り。自分もそれほどできていたとは言い難い。

ただ、この分析していると、自分の行動は変わると言うのはすごくわかる。

何故うまくいったのか?何故失敗したのか?それを踏まえてどう行動するのか?

確かに成長につながるとは感じる。

 

アウトプットの方法

1.要点をまとめる

要点をまとめて、相手に伝える。要約する。これが苦手な人は多いと思う。

自分も苦手である。伝えたい事をうまく伝えられない人も多いと思う。

その要約力をアップするための練習法として、Twitterが推奨されている。

Twitterは140文字しか投稿できない。何かを伝えたくても、140文字で伝えなくてはならない。その制限がいいトレーニングになるらしい。

ですから、本を読んだり映画を観たら、その内容・感想を要約してTwitterで投稿する事を毎日続けると要約力は高まる。

自分も今週やってみたが、あまりやりすぎると、Twitterばかり見るようになって、

全然投資に掛ける時間がなくなったり、余計なことに時間を取られるので、時間を決めて見るようにしようと思うけど、Twitterを見ると、参考になるアウトプットもあって、勉強になる。

 

2.ノートに書く

書くと言う事は最初にするアウトプット方法だが、問題は、ノートの取り方に悩む事。

どうノートにとれば、効率的にアウトプットできるのか?

実際ノート術の書籍はたくさん出ているので、悩んでいる人は多のだと思う。

この書籍のノートの取り方では

①一冊のノートにまとめる。

一冊のノートにまとめる事で、復習しやすく、見返しやすい

②細かくノートをとりすぎない。

すでに知っていることをノートに書く必要性はない。自分が重要なこと・気づきがあったときだけメモする。基本的にセミナーなどは見開き2ページ以内に記録する。

③気づきを3つ書く

ノートに何を書くかといえば、気づきを書く。その気づきから、どう行動・実践するかこれも3つ書くようにするとよい。

 

自分が得た情報から、気づきを得て、どう行動するか書いたら、それを行動する事が最も大切になる。

行動する事なく自己成長はないと思う。

でも実際には、しなくてはいけないと思っても、できずに行動がわからない人がほとんどだと思う。自分もそうだと感じる。なかなか継続できないことがほとんど。

毎日ブログを更新する明言して、ブログを更新している某ブロガーなどはすごいと思う。

自分は続ける事を目標にしており、毎日は更新していないが、まずは1年間は続けることを目標にしている。そうすると何か変わるような気がする。

 

行動するためのアウトプット方法

1.結果を記録する

何か目標を立てた時、毎日記録をつける事はいいと思う。

自分も投資をしているが、毎日、資産状況を記録をつけている。つけていると、いろんな気づきや、感情が出てくる。また目標達成までの進捗を記録しているので、モチベーションの維持がしやすく、継続しやすいように感じる。

2.結果を出したら、ご褒美をあげる。

続けるためのモチベーションになると思う。これは実行していないので、考えてみよう。と思うが目標を達成した記憶がない。達成できそうな目標を立てた方がいいのかもしれない。

 

 時間がない人のアウトプット方法

 

ただ、アウトプットするのに時間がない人は多いと思う。

仕事が忙しい。帰宅が遅い、家事・育児に忙しい。

自分のために時間を作る事は大変だと思う。自分もそう思う。

アウトプットの時間を確保する為には工夫が必要になる。

1.15分でアウトプットする。

制限時間を決めると、集中力も高まると思う。

Twitterでのアウトプットには最適だと思う。Twitterなら、5分ぐらいでアウトプットができそうだと思う。

2.スマホをアウトプットのツールとして使うと良い

これをスキマ時間を活用してすると良いと思う。スマホだと無駄にどうでもいい記事ばかり見て時間がいつの間にか2時間が経っていたことが多々あるのでそういうのをなくしたいと思うのだが、誘惑に負けていつも駄目なんです。

 

アウトプットのトレーニング方法として

 1.日記を書く

  日記を書く事でアウトプットする習慣が身につき文章能力が高まり、自己洞察力が鍛えられ、自分を省みる能力(内省能力)も高まる。自分の事を客感的に把握できる。

また日記を書くことによりレジリエンス(ストレス耐性)が高まる。日記が書く事でメンタルが強くなる。日記はあまり書いた事はないが、ブログを書いていて、いろんな発見・気づきがあるのは理解できるし、ストレス発散になるのはわかる。

 

   2.記録をつける

   3.読書感想を書く

本の内容が記憶として定着しやすく、本の内容をより深く理解することができる。

本の内容も整理され、文章力もアップする。また思考力・考える力もアップ。

自己洞察力が進み自己成長につながる。

効果的な書き方として、ビフォー+気づき+TODOについて書く事を推奨。

これを読み前の自分を書いて、本を読んでの気づきを書いて、どう実行するか。

確かにこれを書くと自分を客感的に捉えることができそうです。

自分もあとで書いてみようと思います。その前にノートがないので、ノートを買わないといけませんが。

 4.ブログを書く

ブログによる情報発信は、文章さえかければ、誰でもはじめられる。

ブログを成功させる秘訣として、

  1.毎日更新する

     2.100-300-1000の法則

100記事を超えると、毎日ある程度の人に見られるようになる。300記事を超えると、検索エンジンでも検索結果の数ページ以内に表示され、検索エンジン経由のアクセスが増える。

1000記事を超えると、検索エンジンで1ページ以内で表示され、月間で数万〜10万PV以上のアクセスが期待できるらしい。

3年間毎日投稿すると、1000記事になりいいブログ、人気ブログとして認定されやすいそうだ。

3年続けると、かなり良質な情報発信ができているようには感じる。

とりあえず自分も100記事を目標に投稿したいと思う。

ただ、情報発信するにも何について書いていけばいいかわからない人も多いと思う。

自分の場合は、投資について投稿しているが、書くのなら、自分の趣味について書くのが

いいと思う。投資も趣味みたいなものだし

誰でも得意ジャンルがあると思う。それについて深掘りして書くと意外に反応は高くなるそうです。

ただ、書く場合は、事実だけでなく、自分の考え、気づきを書くといいらしい。

感想や意見がないと読者からの共感は得られないようです。

いい記事の条件として、記事の内容を読んだ読者の感情を動かし、読者の行動を動かすのがいい記事の条件。

自分の記事が読者に価値を提供できているか?考えると記事を書くとレベルの高い記事を書くことができるそうなので、そういう記事が書けるようになりたいと思います。

 

 

    

 

 

 

 

 

                                

 

 

 だ

四季報ガイドブック

会社四季報から、公式ハンドブックなるものが発売したので買ってみました。
来月四季報読書会のオフ会で銘柄発表をしなくてはいけないので、今回はこの本を参考に四季報を読み込んでいこうと思い購入をしました。

しかしながら、この公式ブック思いのほか、しっかり書かれておりビックリしました。
四季報の企業情報について、一つ一つ詳細に書かれています。
四季報をあまり活用していない読者でも、企業の分析する上でのポイントを理解できるのではと思います。
一つ一つの財務指標について、見るポイント・解説されている。
銘柄を探すポイントや、四季報オンラインの活用方法も書かれている。(スクリーニングの方法など)
四季報を見るときにどういうところに注目していることが書かれている。
経験値の高い人には、あまり目新しい事はあまりないかもしれまんが、財務についてこれから勉強したい方にはおすすめではないかと思います。
ページ数も、それほど多くないし、図の解説もあり、重要な部分はマーキングされているので、初心者向きな書籍ですね。
 わからない用語などあれば、これを見れば、理解が深まるのではないかと思いました。

目次

第1章

四季報の見るポイント

四季報記者の予想の立て方

決算短信・決算説明資料・取材から商品の販売単価・数量・原材料価格・販促費・為替ルートといった会社計画の前提条件を確認。
②同業他社の取材・マクロ経済環境を分析
③業績の進捗率・小売であれば、月次の売上状況推移を参考

※弱きな計画を出す傾向の会社イメージ
原材料・部品を作っている会社。経営トップが経理出身。為替は変動が大きいために慎重にレート設定している。
※強気な計画を出す傾向の会社イメージ
最終消費財を作っていて、強気の販売目標を立てている。経営者が営業畑出身。業績が悪化している会社が裏付けなく利益回復の計画を出すことも

四季報の活用方法

一回目:好調さを示す見出し・会社予想比マークをチェック
二回目:付箋をつけた会社の業績を確認。
三回目:会社の記事をじっくり読み、チャートを確認し、投資を検討。

各号の使い分け

春号:今期と来期の増減に注目(記事の半分は来期・見出しも来期が対象)
夏号:前期の業績が揃うタイミング。前期と今期の増減に注目
秋号:1Qの決算の実績を踏まえ変化がないか?会社計画の狂いが生じていないか?四季報の独自予想が出てくる。
新春号:サプライズが多い。独自増額が多い。四季報予想と会社予想を比較

第2章

会社の基本

会社の利益の源泉がどの事業が把握。どの事業が儲かっているか見る。
過去の四季報を比べて、事業構成の変化。個々の事業の収益貢献度の変化を見ることができる。
競合他社との比較にも、連結事業を活用。各社の強みも把握
海外売上比率でグローバル化を診断。

小売業などは過去の四季報を比較することで、店舗数の増減を知ることができる。
同業他社と比較して、どのエリアが強いのか知ることができる。

従業員から、人員の生産性を測る。過去の四季報から従業員の増減を調べる。
平均年齢から会社の活力・将来性を見る。年収は同業他社で比較。

社長交代がいつあるか見る。社長交代した場合前職はなんだったのか確認。
仕入れ先・販売先にも注目。連想買い(ある企業の株価が上昇したとき関連する企業も連鎖的に買われる)

第3章

儲かっている会社はこんな会社

会社計画と四季報予想を比較→その会社の業績が強気か弱気に見ているかチェック。
売上が利益の源泉:売上の伸びと利益の動きを見る
営業利益:前期からの伸び・売上の割合。(本業の稼ぐ力)
売上総利益を見る上で、在庫にも注目。在庫が過去に比べて、異常に膨らんでいないか見る。
原価:原材料費・労務費・光熱費・外注費・減価償却費・商品など
一般管理費:間接部門の人件費・家賃・光熱費・減価償却費・研究開発費・
販売費:営業所の家賃・人件費・販売手数料・広告宣伝費・運送費

※どの費用がいちばん営業利益の影響を与えているかチェック
経常利益:持分法適用の関連会社の損益も反映。
連結決算では、子会社は全て連結される。(決算に反映)

※グループの損益状況を把握することができる。

見出し:今期の営業利益予想を対象に書いている。
過去の実績の比較・四季報前号との比較
伸び盛り・右肩上がり:業績の勢いが続いている。
再加速:利益の伸びが再び勢いが強まりそうな局面。

※絶好調・飛躍・最高益に注目。
注目する見出しは独自増額。連続最高益・最高益も企業の好調さを示す。
最高益・連続最高益は純利益が対象それ以外は営業利益が対象 独自増額は会社計画が比較対象。

会社の業績動向の分析:数値だけ見て判断するのは不十分。
増益でもどの製品・サービスが伸びているか?今後の成長性が変わってくる。主力事業が順調に拡大しているか?他部門が一時的に好調で利益を押し上げている場合で
来期以降の成長に疑問符がつく
業績欄:事業別の売上・原価・販売費・一般管理費などの利益の増減要因を記述。
※業績欄のコメントからよい増益か悪い増益かがわかる。


4章

将来性のある会社の見つけ方

材料欄:中長期的な成長について記述
小売業の成長の源泉:新規出店と既存店売上の底上げ。
既存店の売上拡大:販売商品・食事メニューの刷新。店舗改装・業態転換も必要。
どのエリア・立地で将来的に何店舗新設・改装するか?
製薬会社・ハイテク企業など新製品の開発競争が激しい業界は研究開発の動向が会社分析に必須。

会社が公表する中計は、努力目標的な数値が打ち出されており、達成が至難なものも含まれる。
短期間で企業の成長力を高める手段として、M&Aがある。
M&Aの狙い・シナジー効果を見る。M&Aの収益のインパクトを見極める。

※材料欄にリスク情報の記載がある場合は、マネーゲーム的色彩が強まっているので、短期的な売買が多いので注意。

長期的な成長力を予測

設備投資・減価償却・研究開発の3つをチェック
減価償却費は、利益に対してマイナスの影響を与える。大半は過去の設備投資を行った時点で支払いが終了。財務上はフリーキャッシュフローの一部であり、
今後の資金需要に向けた内部留保
※設備投資が減価償却額を上回る場合は、事業拡大意欲が旺盛。
減価償却を超過する額は手元資金で充当するか?借入金など負債による調達。増資など金融市場から資金を調達するなど
どうやって資金を捻出するのかにも注目する。
設備投資・研究開発費の成否を判断する上で、投資金額以上の資金を回収できるか?

過去の10年の業績推移から、過去どのような成長ストーリーを描いてきたのか?
着実に伸ばしてきたのか?好不調の波があるのか?何をきっかけに成長ステージに入ったのか?
赤字・営業CFマイナスが続いている会社は、自己資本比率の水準を確認。

増資には、公募増資(不特定多数の投資家から調達)第三者割当増資(特定の取引先・金融機関から新株を引き受ける)株主割当増資(既存株主に新株を割り当てる)
増資の目的:順調に事業展開している企業のケース。財務内容の改善で、純資産の増加・負債の返済が目的
増資の得た資金の使い道に注目(資金をどれだけ成長性の高い事業に投じるか?)成長事業への設備投資・研究開発・M&Aも小売・外食では、出店・改装費用の充当


営業CF マージン:売上に対して、営業CFを効率的に生み出したか?
営業CF 有利子負債比率:高ければ、債務能力が高い。

業績と資本異動を合わせて読む。

PERを見るとき資本異動を合わせて読む
合併・株式交換により売上・利益が急拡大することがある。
ある会社が、売上が突然増えた場合は、資本異動を見る
合併・交換とあれば、合併・買収による拡大。(利益は増えても、一株利益は変化なし)
※その会社のM&Aに対する姿勢・株主に対する考え方を推し測ることもできる。

5章

安全な会社はどう探す?

持続性成長性は、収益力と信用力で測る。
成長株を好む投資家ほど安全性への注意が重要。
業績・財務・キャッシュフローを併せて読む

財務欄
総資産:調達資金の総額(会社の規模)がわかる。総資産の増減で、成長性を把握
資産がただ増えているだけでは✖️成長性・収益性・安全性のバランスを見る。

収益性はROEで確認。安全性は自己資本比率で確認。
会社が積極投資している時期は自己資本の改善も容易でない。
自己資本を増やすには、純利益の増加・利益剰余金が積み上げが必要。

利益剰余金:過去に稼いだ利益の積み重ね。
自己資本が多いと、安全性は上昇。収益性は低下。(ROE)

金融市場の混乱時には、安全性が重視。自己資本比率より、目先の資金繰りが注目。
総資産のうち短期間で現金に換金しやすい流動資産。特に当座資産(手元流動性・現金の多さが重要視される)

ネットキャッシュ÷総資産は、数値が高いとキャッシュリッチである。
(期末現金-期末有利子負債)÷前期末総資産で計算
ネットD/Eレシオは、低い方が、財務が安定
(前期有利子負債-前期現金)÷前期自己資本✖️100

減資には注意
利益剰余金がマイナスになり、利益準備金・資本剰余金・資本準備金が取り崩され、利益準備金資本準備金が取り崩され
さらに 資本金を減資する→利益剰余金の欠損を填補することもある。

債務超過が2年以上続くと原則上場廃止。 債務超過:手持ちの財産を売り払っても負債を返せない状況
安全性を社債の信用格付けで点検
BBBまでは、投資適格とされ、BB以下は、信用力に懸念があるジャンク債。


※B/Sから、資金の源泉と資金使途の照合しやすくなる。

6章

株価を動かす要因

相場を動かす主役は外国人投資家
外国人投資家は、時価総額が大きく、流動性の高い主力企業・高収益企業・株主還元に積極的な会社・ガバナンスを重視する会社に投資する傾向
機関投資家の動向もチェック

株式市場はサプライズに反応しやすい特性
四半期決算もチェック(四半期進捗率に注目)
業態により季節的要因がある。建設は、年度末に集中。システム開発も官公庁向けは年度末に集中。
業種・企業の商習慣を知った上で、活用する。

株主還元に積極的な会社
配当性向も重要
自社株買いの動向にも注目。自己株式を消却すると株主から評価される。
償却されると、再度市場に出回ることがないので、株価下落リスクがなくなる
連続増配していても、配当利回りが高いとは、限らない。

市場テーマ:いつから業績に影響するのかが大事。
テーマ先行で、市場が盛り上がっても、テーマに沿っていても、業績に伴わない場合もある。
テーマで注目すべき会社を見つけたら、関連して恩恵を受ける会社を探す。
仕入先・販売先に注目する。比較会社などの競合他社にも注目
テーマで関連する会社や2番手・ 3番手企業の動向もチェック

高いPERは、投資家の企業の対する期待の表れ
PERは、業種や企業の成長期待により大きく異なる。
過去や他社の比較もする。
ROAは、会社全体の収益力を分析できる。

7章

売買チャンスはこうつかむ

流動性をまずチェックする。
流動性:売買の厚み。流動性出来高でチェック
時価総額を基準に個々の銘柄の流動性リスクを判断
特定株が多い一方、浮動株が少ない事で、値動きの軽さがわかる
外国人・投信が多く、流動性の高い銘柄がよい
売買の活発さ:信用取引の対象か?も有益
1部に上場している会社ほど、流動性が高く、新興市場流動性が低い傾向。

テクニカル分析

十字線:相場の転換点を示している。
下値圏での長い下ヒゲ:相場の底打ち。
高値圏での長い上ヒゲ:相場の天井

移動平均線で株価トレンドを調べる。
向き:株価の上昇局面か下落局面かBOX圏かがわかる
傾き:相場の強弱を示す。傾きが急になれば、トレンドの加速、緩やかになれば、トレンドの減速
株価位置:強気相場になりやすい。
移動平均線は、相場の加熱度合いを計る指標としても有効。

信用買い残:多いと、今後6ヶ月に売りが出てくる可能性。株価の上値を抑える要因。
信用売り残:買い戻しの圧力が大きく、株価の下支え。
出来高は銘柄の人気度を測るバロメータ


8章

お宝株発掘テクニック

1.業界首位・世界トップ企業

他社にない強力な値上げという武器がある。(トップ企業の値上げはプラス)
値上げは、業績の大崩れを防ぎ、利益の急増をもたらす

2.収益構造を知る。

上方修正したのに何故下落したか?
その企業の修正の内容を確認。利益の成長の源泉に鈍化が出れば、売られやすい。
そのためにも、利益の源泉・成長の理由を見る上でも、収益構造を理解する。

3.四季報を読む醍醐味は気づき。

事実を知る。変化に気づけるか?
平均年収の変化。(ベイカレント・キーエンス・北の達人)
大戦略は、一人当たり売上・利益で検証する。

4.最高益のパターン

①毎年最高益を更新するパターン
②景気・新製品サイクルに合わせて、数年おきに最高益を更新するパターン
③久しぶりの最高益企業(これが、株価インパクトが高い)
自己変革を進め、苦しみながら、収益力回復に成功するパターン(ソニー・日本KFC)
社会の変化が追い風になり、旬な会社になるケース(ニチバン・日本空港ビルデイング・帝国ホテル)←インバウンド需要
和弘食品←人手不足(外食・コンビニ)
※時代のニーズを捉えたヒット商品・サービスがあるか見ていく。

5.売上から見えるヒント

売上と時価総額の比較
売上が100億以上の会社は、PSRが1倍以上の方が、投資妙味がある。
売上と有利子負債と比較
売上以上の借金は返せない恐れがある。
総資産回転率:資産がどれだけ有効に活用されたか?

6.地方発祥のオーナー企業

テンバガー:オーナー企業・上場5年以内の企業

激流2020.8月

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5月の数値を見ても卸売が壊滅的状況。
比較的影響が少ないと思われている食品卸ですら、-9.2%

食品卸・日用品卸について記事が書かれていた。

コロナウイルスの影響で、外出自粛・営業自粛で外食・観光関連・レジャー施設などが壊滅的な状況に伴い業務用食品卸もかなり打撃を受けている。
逆に恩恵を受けているのは、家庭用。中でも加工食品の構成が高い会社はかなり好調
 好調な会社では、スーパーの取引額が20%増 ドラックストアが30%増とかなりいい。業務用の構成の高い卸会社は打撃が大きい。
取引先の相手により、影響度合いがかなり違う。コンビニの取引先が多い会社も厳しい。

しかし、利益はそうでもない。業務用の方が利益貢献度が高いが、家庭用は割安なものが売れるから、カバーできていないのが実態
物流コストも増加しており、厳しいようだ。これは日用品でも言える事のようだ。
利益が高いのは、化粧品。今売れているのは、衛生用品など安い商品。巣篭もり消費にシフトすればするほど利益率は下がるらしい。

しかも業務用が減っていても固定費はそのままなので、コロナウイルスの影響が長引くかなり収益性は悪くなるイメージ。

しかし、スーパーの利益率も低いと思っていたが、それ以上に卸の利益率は低い。昨年度経常利益が1%を超えているのは、1社だけとは。
やはり効率化の肝は物流改革。
物流現場でのピッキング回数を削減する目的にでロット数の変更を小売に求めているが、自動化できないものなのかと思う。
ピッキング作業は手作業でしており、ロジサードのシステムなどもっとデジタル化を進めていけば
もっと効率的にできると思う。
昔、生産性が悪いので、小分け配送に切り替えた背景があるはず。小売の店舗は小型化が進んでおり、BRは以前に比べ狭くなっている。
今は、かなり自動発注を取り入れている会社が多いから、在庫の適正化が進んでいると思われるが、在庫が多くなると 作業効率・収益性は悪くなるので双方が良い形に持っていって欲しい。
まあ容量の多い需要が今後も高いのなら話は別だが。消費者の需要がバラ売りの傾向が強いのにもかかわらず容量の多い商品を提案するのは疑問。リモートワークが継続すれば、おうち時間が増えるのでそういった商品の需要は継続するかも知れない。

ここでもやはりデジタル活用が必要になると思う。
ただコロナの影響で物流の効率化が進んでいくのではないかと思う。
物流費の高騰。配送の効率化が進めばかなり小売・卸とも収益性が良くなると思うが、現状は厳しい状況が続きそう。
オムニチャネルが進んでいるようにコロナ後は感じではいるが、物流の視点で見ると負担が増えて良い傾向とは言えない。

特売の中止の影響も書いているが、今は、スーパー全体に追い風が吹いているから、売上の標準化され双方にとってはいい、利益も取りやすくなっている。しかし、売上の減少が続けば、特売に頼る会社も増えるだろう。そうなるとばらつきが出るし、ロスも増えるだろう。
今は、食品の在庫回転がいいから利益はかなり改善していると思う。(小売りは)食品・日用品以外はかなり在庫過剰になっていると想像するので、GMSはかなり利益を圧迫していると思う。

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ヤオコーの新店情報が掲載していたが、ヤオコーの特徴はインストア比率が高い事。
インストア比率を高める事で、あらゆるニーズに対応した品揃えをしている。
インストア比率を高めると、作業負担が高いので、どうしてもチャンスロスが発生しやすい(作業遅れが発生)
この会社は作業改善に積極的に取り組んでいるから、作業効率もいいのかも知れない。
この会社もシノプスの自動発注システムを取り入れているので、在庫の適正化と作業の適正化が進んでいるのだろう。
なんとなくこの会社は顧客の支持を得られているように感じる。商圏内シェアが伸びているのもそういう事なのかも知れない。

イオンが取り入れているレジゴー(レジレス)面白い試み。将来レジがなくなるかと思ってしまう。
一度は体験してみたいと思う。

www.watch.impress.co.jp

コンビニも複数店舗の利用が多かったのが、リモートワークで、1店舗の利用が多く、目的買いが増えている。
そうなると品揃えも変えていく必要性がある。今までは、いろんなお客さんが立ち寄ることが多かったが、特定のお客さんの割合が増えると品揃えにも各店特徴が出てくるだろう。うまくニーズを捉えているセブンイレブンが比較的踏ん張っているのは納得できる。
変化に対応している会社が強い


 小売の変化    
      ①EDLP政策
      ②キャッシュレス決済
      ③宅配サービス 
だな。

ミネルヴィニの成長株投資法

ミネルヴィニの投資戦略は、グロース投資に分類される。
また、投資において、多くの失敗を重ね、心折れる事なく、努力を重ね大成功を収めた投資家。

グロース投資は時期と銘柄を選ぶ。
「じっと待ち構えて、急上昇する銘柄を狙い撃つ」
まさしく、狩人のようなスタンス。

グロース投資は、自分が買った後に誰が(特に機関投資家)が継続して買ってくれる銘柄を選ばなければならない。
前置きが長くなったが、この書籍には、詳しく書かれている。

構成は1章〜13章について書かれている。

目次


1章
1.株式投資で、並外れたパフォーマンスを成し遂げるためには、成功したいと言う強い思い出取り組む事が絶対に必要。
2.興味を持つ事と本気で取り組むことの違いは、諦めない意志。何かに本気になれば、成功する以外にはない。

興味を持てば、やり始める。本気であれば、ゴールに到達する。最初にできる最高の投資は、自分自身への投資であり、必要なことは、やり抜く固い意思。
やり抜く意志は、知識よりも大切。諦める人は大きな達成することはできない。
ミネルヴィニは、1週間に70~80時間をかけて、トレードの腕を上げる事に精を出した。ミネルヴィニは、多くの時間をかけて、偉大な投資家が、どのように相場に取り組みトレード戦略を作って実行し、自分のトレードモデルに従うために必要な規律を学んだ。
投資を楽しみトレード技術に親しむ人は、株式市場で成功するために必要な技術・規律を学ぶ事ができる。
株式投資で、利益を出すためには、3つの正しい判断が必要。何を、いつ買って、いつ売るか。


2章

初めに知っていくおくべき事

ほとんどの投資家は、株式市場では、成功できていない。成功できない理由は、時間をかけて、調べて、理解しようとしない。
ほとんどの投資家は、個人的な意見・理論から、導き出した、不完全な仮定に従って、行動するかだ。
一握りの投資家だけが、急成長株の特徴・値動きのパターンを注意深く調べる努力をしてきた。
成功できていない根本的理由は、ほとんど人が、本気で信じていない事。
まずは、自分自身が、億り人になりたいと思うのであれば、自分は達成できると信じる事だ。

小額から始めて金持ちになった人は大勢いる。彼らの共通点は、そんなことは無理だ。と言う人の言うことを耳を貸さない事。
トレードは感情に大きく支配される事がある。感情に支配されると、投資家は、容易に間違った結論を下してしまう。

投資をする前に十分な時間を掛ける用意ができなければ、ダーツを投げて、銘柄を選ぶのと変わりない。いつか一文無しになる
他人のリサーチや耳寄り情報、専門家の意見よりも自分で調べた、情報の方がはるかに優れている。
 1万種類の蹴りを1回ずつ練習した男など恐ろしくはない。たった一種類の蹴りを1万回練習した男は恐ろしい byブルース・リー
何かに秀でるためには、一つの事に焦点を合わせて、専門化しなければならない。
「人生で失敗した人の多くは、成功まであと一歩だと気づかないで諦めなた人だ」byトーマス・エジソン
成功のカギは、成功した人と同じように考え、その考えに従って行動する事。
大きな成功を追求すれば、敗北・期待外れ・不愉快な日々に直面するだろうと覚悟しておく。それらの全てが、成功に至る価値ある部分として受け入れる。
失敗しても、後悔してはならない。過去は変えられない。学ぶ事ができるだけ。重要なことは、あきらめない事。
自分にはできると思うこと。自分を信じることからはじめよう。

3章

買い場分析-SEPA戦略

SEPAトレード法

1.トレンド
急成長株が並外れたパフォーマンスを見せる局面のほとんどが、株価に明らかな上昇トレンドがある時期に現れる。
2.ファンダメンタルズ
高いパフォーマンスを見せる局面のほとんどが、売上・利益率・利益の改善によって動く。
これは、一般的に急成長局面に入る前に起きる。株価が急上昇する局面では、ファンダメンタルズに大幅な向上が見られる。
3.上昇のきっかけ
並外れた、パフォーマンスの背後には、機関投資家の興味を引く上昇のきっかけが常にある。
会社に関する記事を掘り下げて、調べていけば、急成長しそうな銘柄が見えてくる。
4.買い場
ほとんどの急成長株は、低リスクの買い場で、華々しい上昇を捉える機会が少なくても、一回、時には数回与えてくれる。
買い場のタイミングを誤ると必要以上に損切りのストップに引っかかる。
正確に買いのタイミングを計ればすぐに利益となり大きな利益を得る事ができる。
5.売り場
急成長株の特徴を満たす銘柄全て上昇するわけではない。
適切な買い場で買っても、多くはうまくいかない。
資金を守るためにも、損切りの逆指値を置いて、強制的に損切りしなければならない。
並外れたパフォーマンスを見せていた局面の終わりを見極めて利益を守る必要がある。

SEPAのランク付け

1.トレンドテンプレートの条件を満たす。
2.ファンダメンタルズ、主要株価指数に強いか?株価のボラテイリテイの指標に基づきフィルターにかける。
3.リーダーシッププロフィールとの類似点を調べる。
4. 売上と利益 業績のサプライズが過去にあったか? EPSの上昇や勢い。 売上の伸びと勢い。  会社発表の業績予想  アナリストの業績見通しの修正
利益率 業界と市場の地位  上昇のきっかけになるもの  同一セクターの銘柄と比較  株価と出来高の分析  流動性リスク
これらの特徴を考慮して、ランク付け。
今後の売上・利益のサプライズと予測の上方修正
機関投資家による出来高のサポート
需給のアンバランスに基づく株価の急上昇。

急成長株の特徴
大半がファンダメンタルズに大きな特徴がある。
市場が調整・下落相場を抜け出すと、急成長株のほとんどが、急騰し始める。
下落相場の時期に急上昇した銘柄はほとんどない。


急成長株は若い
上場してから、10年以内に現れる。
急成長する会社の中には、上昇前に製品・ブランドの確立がされており、売上を伸ばしているところもある。
大勝できる銘柄を見つけるのが目標ならば、耳した事がない銘柄を探すべき。

会社の規模
ほとんどの会社は、比較的小さな時期に高い成長率を誇っている。
創業から、年月を経て大きくなり、成熟するほど、成長スピードは落ちる。
株価の上昇スピードも落ち始める。急成長株は、小型株に多い。
浮動株の比較的少ない小型株の方が、小さな需要で株価が動く。


銘柄のスクリーニング
スクリーニングする時はあまり条件を入れすぎないように注意する。
最も良い手法は、より小さなリストで別々にスクリーニングする事。

一つの手法に専念する。


4章

価値あるものは高い

「安値でそこそこの会社を買うよりも、適切な株価で素晴らしい会社を買う方が、はるかに良い」 byウォーレン・バフェット
代表的な成長株のほとんどが、滅多に低PERにならない。上昇した銘柄の多くは、最大の上昇する前には、利益の30倍で取引されていた。
将来性が高く、急成長している会社ならば、安売りコーナーでは見つからない。
ほとんどの場合、株価が下がるのは、PERが高すぎるからではない。期待を維持できるほどの高い成長率ではなかったから。
PERと急成長株の共通点はない。
利益が最も成長しそうな会社を探す事。
例え先導株のPERが高くても、出遅れ株より、先導株の方が非常に割安。

急成長株を探す時PERを意識しないが、PERが極端に低い会社は敬遠する。
PERが極めて低く、問題の兆しがある銘柄より、PERが比較的高いが、利益の伸びが大きい銘柄を買いたい。


崩れた先導株狙い症候群
急上昇する前には、買うのは、嫌がっていたのに、天井をつけた後、大幅に下落した後興味を示すようになる。
この場合、大抵は第4ステージの下落時期。
 先導株が天井つけるときは、株価は成長スピードが今後落ちる事を織り込んでいる。

PERが高ければ期待が高く、低ければ、期待は低い。
過去の急成長株を調べると、PERは大幅上昇の初めから終わりまで平均して100%~200%高くなっていた。


5章

トレンドに沿ったトレード


 

株価サイクル
第1ステージ:底固め局面(無関心)

どれほど魅力ある銘柄でも買うのは避ける。全く動かないものを持っていても、並外れたパフォーマンスは期待できない。
特徴:株価は200日線の近くで上下する。通常出来高は、少なくなる。

第1ステージから第2ステージへの転換
第2ステージが進行中と判断できて、買いを考えるまでには、前の上昇で、52週安値から少なくても25%上昇している。
転換の基準
1.株価が150日と200日線を上回っている。
2.150日線が200日線を上回っている。
3.200日線が上向きになっている。
4.高値と安値の切り上げが続いている。
5.上昇の時に急増する出来高押し目のときには、対照的に少なくなる。
6.下落した週より上昇した週の方が、多い。


第2ステージ:上昇局面(機関投資家の買い)

特徴
株価は200日線を上回っている
200日線も上昇トレンド。
150日線が200日線を上回っている。
株価は、高値と安値を段階的に切り上げることで、上昇トレンドであることを理解する
短期の移動平均線は長期の移動平均線を上回っている。
株価が大きく上昇する日、週には、出来高が、急増し、通常の押し目では、出来高が減る。
平均以上の出来高のときは下落する日、週より上昇する日、週の方が多い。


第3ステージ:天井圏(機関投資家の売り抜け)

ボラテリテイは著しく高まり、株価の動きは、不安定になる。
特徴
出来高を伴って大きく下にブレイク。
株価は200日線を下抜けてくるかもしれない。
200日線の付近で上下する。
200日線の上方への勢いがなくなり、横向きになりやがて、下降トレンドに転換する。


第4ステージ:下落局面(投げ売り)

売りが枯れて、その株に対する関心がなくなるまで、長期に及ぶ可能性がある。
特徴
株価は200日線を下回る
200日平均線が下向きになる。
株価は52週安値をつけているか、そこに近い。
株価のパターンは、安値と高値の切り下げが階段状に続く
短期の移動平均線は長期の移動平均線を下回っている。
株価が大きく下落する日、週は出来高が急増、戻りでは、出来高は減る。


株価サイクルが、今どこにあるのか?見通しを立てて、その会社の利益サイクルと比較。


第2ステージを特定する方法
トレンドテンプレート
1.現在の株価が150日と200日を上回っている。
2.150日は、200日を上回っている。
3.200日線は少なくても1ヶ月上昇トレンドにある
4.50日は、150日、200日線を上回っている。
5.現在の株価は50日線を上回っている。
6.現在の株価は、52週安値より30%高い。
7.現在の株価は、52週高値から少なくても、25%以内にある

全体的な長期トレンドの中には、押し目と横ばいからなる短期と中期の値動きある。
第2ステージの上昇トレンド内にできるベースは5~26週続く。
ある時点で上昇の勢いが止まる。
買い疲れが起きて天井をつける。これは、頂上に着くのと似ている。
ベースは3つから5つ形成される。
ベース1と2は株価は大抵調整から上放れする。新しいトレンドに乗る機会

ステージ後期には、ベースが突然崩れる事がある。
ベースの数を数えても、それだけでは、天井かこれから上昇するかは知ることはできない。

買った銘柄が大きく上昇するためには、その銘柄の大量注文が必要。
目標は、最安値で買うことでなく、買った株が最短期間で自分の買値を大幅に超える株価を売ること

株価はいつか最高値に達しても天井をつける
愛着を感じていても、トレンドの変化に気付けるようになる事が重要。
まだ高い利益を上げているうちに天井をつける銘柄は非常に多い。
天井をつける兆しが出てきたら、利食いして、手仕舞うとき
ファンダメンタルズに生じている問題が表面化する前に値動きの変化が出てくる。

第2ステージが堅調だった銘柄が、突然第3ステージの天井に入る、第4ステージに転換したら、何も異常がないと静観してはならない
株価が逆行するときは、それなりの理由がある。間違っても急落を買いのチャンスだと捉えてはならない。


6章

カテゴリー・業種・上昇のきっかけ

1.先導株

相場の上昇初期に上昇率が高く、いち早く新高値に達する。
ほとんどの投資家は、上昇しすぎたと思い怖くて買う事ができない。
これらが上昇する理由として、 機関投資家が買うから。
機関投資家は、今後どこまで株価が上がりそうかや、将来の成長度合いを見ている。
業界を主導する会社は急成長しつつある時期に、株価が大幅に上昇する可能性がある。
(平均20%以上の増益率、最大3桁の利益成長率)

小売業-多店舗展開
出店を増やし、市場を拡大しているときは、利益を伸ばし続ける。
既存売上高と、今期売上高を比較すると、売上の成長が、どれだけ新規出店によるものかが判断できる。
会社の利益の源泉は新規出店だが、いづれ飽和点に達する。
将来の売上高の伸びは、既存店売上高の伸びで決まる。(既存店売上が10%以上の伸び率であれば、健全)
あまりにも、急激に店舗を増やすのは、危険。(ほとんどの会社は、年間100店舗以上出店すると維持が難しくなる)


2.大手ライバル企業

業界グループのトップ2〜3社の株は追いかける。業界最大手のライバル企業は素晴らしい投資対象になる事がある。
シェアを奪う可能性がある。

3.機関投資家好みの銘柄

規模が大きく、値動きが鈍くなっている事がある
優良企業でも成長スピードは遅く、常に注目されている株価が上昇する余地はあまりない

4. 業績回復銘柄

直近2~3四半期の決算が極めていい会社を探す
少なくても、2四半期で、大幅に利益を伸びている。直近12ヶ月のEPSが、過去の最も高いEPSに近いかそれに近い。
①利益率が過去の最も良い時まで回復している
②その会社が利益を増やすために何をしているか?
コスト削減・生産性の向上など
③その会社の現金保有率
現金の消費率・債務負担を推測。その会社がどのくらいの債務を抱えている。
④業績回復が予想よりもうまく進んでいるか?予想以上に悪いか

直近の2四半期の利益の伸び幅を見る
過去3年と5年の利益の伸びを比較
株価が上昇しているか?ファンダメンタルズが強くなっているか?


5.循環株

景気か商品市況に敏感な銘柄。自動車・鉄鋼・製紙・化学など
循環株はPERのサイクルが逆になる。
投資のコツは、次の循環の始まりが早くなるか?遅くなるか?見極める。
循環株の動きを分析する上で重要な数値は在庫と需給。
循環株の底入れ
1.利益が落ちている
2. 減配・無配になることはある
3.PERは高い
循環株の天井
1.利益が増えている
2.増配
3.PERは低い

6.かつての先導株と出遅れ株

出遅れ株は、先導株より割安に見えるので、不慣れな投資家に買われやすい。
PERが低いという理由で買ってはならない。
銘柄によりPERが低い、高いのは理由がある。
ほとんどの場合は、実は先導株が割安、出遅れ株が割高

下落相場の底入れは、特定のセクターかサブセクターで機関投資家が買い集めの兆候が見られる。
相場を先導する業界・カテゴリーは市場全体のベンチマークをつける前に強気相場の上昇を始める。

新高値をつけている銘柄がかなり業界を先導している。


上昇相場の初期に相場を主導している分野に投資すれば、かなりのキャピタルアゲインを得られる
強気相場で出遅れて、下落相場後の次の上昇の相場で主導する分野もある。

業界内の銘柄をランク付けする

強い銘柄から見ていく。売上・利益が最もいい銘柄から新高値をつけやすく、株価指数と比較しても強い。
急成長株が生み出されやすい銘柄
消費財・小売
ハイテク・コンピューター・ソフトウエア・関連銘柄
医薬品・医療関連・バイオテクノロジー
レジャー・娯楽

技術革新は新たな投資機会を生む

ニッチ市場・特許・規制緩和・新技術・仕事の効率化・生産性に役立つ会社を探す
良い方向に変化をしている会社の投資機会を探す

急成長株の60%以上はその業界の上昇に伴って上昇している。
その業界が強く上昇するかその業界で最も良い銘柄を見ていく。
需要な先導株が大幅に上昇した後トレンドラインを下抜けしたら要注意。これは業界全体が苦境の兆候が多い。

新技術

新しい技術革新は、小さな市場でしかない。製造コストの低下に伴い、新製品の価格は下がっていく。
市場が拡大多くのユーザーに新製品・サービスを手に入れられる。
ある時点で、飽和状態に陥る。


7章

** ファンダメンタルズ


急成長株の強さは、売上・利益・利益率の向上と成長に現れる。
利益の収益性・持続性・確かさ→株価の動きに影響
機関投資家は、業績予想に基づく評価モデルを使って割安度を判断
修正をすると、その銘柄に対する注目度が上がる

株価を動かす要因
予想とサプライズ
株価は良いニュースと悪いニュースを先取りして、動き、事実がわかったら、反対方向に動く事がある。
業績予想を上回る会社を探す。利益は予想以上に良いほど望ましい。

ゴキブリ効果
1社に悪いニュースが出ると、同業他社も一緒に売られる事
ある会社の業績がサプライズになれば、同じ業界・セクターの会社もサプライズであるかもしれないと思われ買われる事がある。(ネガテイブサプライズでも見られる)

アナリスト予想の修正
利益予想が5%以上修正されると、株価は平均以上に上回るパフォーマンスをみせる。
アナリスト予想を上方修正している会社を探す。

利益予想の上方修正→EPSに上昇の勢い→株価がさらに押し上げられる。
機関投資家が買っているでの、ファンダメンタルズの改善が見込まれると考えられ、株価が急上昇する。
成長株だと認識される。
相場に詳しくない投資家が買う→上昇の勢いが止まる。→EPSの勢いが落ちて、利益のネガテイブサプライズがあり、下方修正される。

利益の成熟サイクルは、何度も繰り返される。自分がサイクルのどこにいるのか理解して、この動きを利用する
株価が急騰している会社がたいして利益を出していないこともある。
株価が上昇しているということは、投資家が、これから利益が伸びるだろうと考えている意味。
買いの候補は、直前の四半期だけでなく、過去2〜3四半期の利益もかなり伸びている会社に絞る。
本当に成功している会社は、30~40%以上の増益を発表する。

利益の伸びの加速

株式市場で最大級の利益をもたらした銘柄の90%以上は株価の大幅な上昇前かその間に利益の伸びが加速していた

増収増益銘柄を探す。
株価が大きく上昇する要因は、売上の好調に支えられた強い利益成長。利益だけでなく、売上の好調な銘柄を絞り込めれば、急成長株を捉える可能性が高まる


業績回復銘柄の見つける方法
今期の利益が非常に良い、銘柄を探す。
→利益も利益率も過去最高かそれに近い数値。

増益率の減速は危険信号。


8章

利益の質を評価する

利益の3大源泉
販売数量の増加・ 販売価格の引き上げ・経費の削減
株価が上昇する可能性の高い会社は、利益の継続性の証拠が見つかる。
新製品・サービスを提供しているか?その会社でのシェアを拡大しているか?
その会社は売り上げを増やして、利益率を上げるために何をしているか?
その会社は経費を削減して、生産性を高めるために何をしているか?

利益率を測る
粗利率:会社がどの程度経費の抑制・製品の価格設定に成功しているか判断
業界平均と比べて、利益率が高い会社には、優位性がある。

決算の反応
1.最初の反応:株価が上昇したか、急落したか。
2.その後の抵抗:上昇はどのくらいの期間を持ちこたえて、利食い売りに抵抗したか
3.反発力:調整後に株価は素早く力強く反発したか。下落した後、上昇できないか、さらに急落したか

真の急成長株ならば、上昇分を打ち消しような大幅な下落にはならない。


在庫分析
製造業:在庫と売上高の比較をしておく
在庫の内訳(完成品・仕掛品・原材料)とそれぞれの関係性を見る。
在庫の内訳を見ると売上高の見通しを立てるのにも役に立つ。
売上に対する在庫の増減傾向と在庫の流れの中での増減率。

在庫が売上よりもはるかに早く増えている時は、売上が落ち込んでいるか、将来の需要を経営陣が読み誤ったかその両方の可能性もある。

売掛金の分析
売掛金も売上より増え方が大きい(2倍以上)場合は注意が必要
完成品と売掛金が売上より早く増えていて、在庫が積み上がっている。→危険信号。
完成品と仕掛品が原材料に比べて大幅に増えているのは危険。(在庫が異常に膨らんでいる可能性あり)
→値下がりしやすい商品ほど商品価値を失い、利益率が下がり、利益も減る。

売上の伸びが加速していると同時に利益率も上昇している会社を探す


9章

先導株を追え

先導株は、下落相場への転換も予告する。

強気相場が後半に入ると、主要株価指数が天井に向けて上げる一方で、先導株の多くは、下落に転じはじめる。
一般的に先導株を追う銘柄によって起きる第2の上昇波は、かなり好調に動き始める。
資金が先導株から出遅れ株・デイフェンシブ株に移るが、こういう銘柄は、大きく上げることは滅多にない。
この資金移動が起きていると、相場の上昇の後期に入っている警告かも。
資金移動には注目する

先導株は、最初に上昇し始めて、株価指数が上昇始めると、52週高値リストに乗る。
急成長株の90%以上は、弱き相場や通常の調整から、上振れる。

新たな強気相場が始まって数ヶ月の間に複数の銘柄が新高値圏に達する。
新たな上昇相場での初めの上げは力強く、最初から買われすぎに見える。
一般的に重要な底から最初の上昇局面では、買い目のない上昇という特徴がある。
この期間は投資家は押し目買いの機会をまつが押し目はほぼない。
需要が大きいため相場は買われ過ぎの指標を無視して、着実に上げ続ける

弱き相場で下落した後、主要指数が極端な買われ過ぎの指標を無視して、上昇し、先導株が増えていけば、それは相場が強い証拠

上昇が本物か判断するためには、上昇する日の出来高が膨らむ。
下落日には、出来高が細る。
52週高値銘柄数が52週安値銘柄数を大幅に増え始めたら、相場が強い証拠
だが、損切りのストップを繰り返し引っかかるのであれば、まだ早すぎるかもしれない。

先導株は、弱き相場の後期に最も目立つ傾向にある。
弱き相場の調整期間に持ちこたえている銘柄は、会社の利益が上昇サイクルに入っていることが多い
これらの銘柄は非常に回復力が強く安値から素早く新高値圏に戻る。
弱き相場が終わりを迎え上昇を始める時、利益が上昇サイクルに入った銘柄は、急上昇する。

逆に弱きサイクルに入っていると、強気相場でも抵抗して上昇しないかもしれない。

テクニカルの足跡を探す。

先導株の価格と出来高の動きに独特の目印がある。似たようなテクニカルの足跡も見られる事も多い。

好ましい値動きをする銘柄を増えていくと、次の先導株グループがどこから生まれそうか、市場が上昇始めるときにどの銘柄がまず急上昇するかがわかる。
市場で増えつつある種類のパターンや値動きを探す。

どの先導株を買うべきか?

最も強いものを最初に買う。
株価指数が安値をつけたとき、高値圏に突入する順に買いたい。
新たな強気相場の初期に最初に最も強く上昇する銘柄は、並外れたパフォーマンスを最も達成しそうな候補

相場が底入れする時、主要株価指数が大底をつける前に最も良い銘柄が底をつける。
先導株は、上昇相場だけでなく、下落相場でも先導する
先導株は、上昇を続けた後その勢いが衰え始めると、 危険信号。
急上昇局面が終わりを告げると、 それらの銘柄は、かなり激しく下落する。
(急成長株の上昇幅の全てを失う可能性は高い)

急成長株を保有している場合は、利食い売りの計画が必要。

並外れた上昇した銘柄の3分の1はその後の下落で、上昇幅の全てを失っている。(歴史的に)
その後の下落は平均して、50-70%

市場全体の上昇が後期に入ると、先導株がセクターの相場の弱さ、市場全体の今後の弱さを警告。
市場全体の売り抜けの兆候が見られると、先導株は天井をつける傾向がある。

強気相場は、常に一つのセクターといくつかのサブセクターに支配されている。

前の強気相場を先導した銘柄が次の上昇を先導することは滅多にない
聞き覚えのない銘柄を見ることが多い。
好ましい銘柄:天井から安値まで25~35%以内 厳しい下落相場では、50%以内 下げ幅が小さい銘柄ほど望ましい。

最も重要なことはマスコミは無視して、先導株に集中する


10章

百閒は一見にしかず

株取引で成功するためには、相場を予測する必要性はない。
相場を動かすのは、需要と供給ではなく、人間の行動。

株価と出来高を分析すれば、機関投資家の買い集めや売り抜けの集中かどうか判断できる。
株価が次どう動くか予測することではなく、どう動くべきか知っておくこと。

急成長株候補の適切な特徴がわかっていれば、リスクが明確になる
選ぶ銘柄は、機関投資家の買いに支えられている根拠があるものに制限
勢いが増していて、失敗するリスクが小さいところを探すべき。
買いを考える前に株価が第2ステージの上昇トレンドにあることにこだわる。
買い初めは、適切な横ばい圏から上振れする時

適切なベースを探す

ボラテリテイの低下パターン
ベース内の特定の範囲で出来高を大幅に減らして、ボラテリテイが低下する
正確な買い場となる最少抵抗線を見極める。

ボラテリテイが低下する回数を数える
VCPパターンが形成されている間は、ボラテリテイの低下は2回から6回起こる
売り手が減るにつれて、押し幅は小さくなりボラテリテイは低下する

VCPパターンの特徴
ボラテリテイの低下回数
ベース内の押しの深さの比率
ベース内の特定ポイントでの出来高

1.時間:ベースが形成され始めてから、どのくらいの時間がたっているか?
2.株価:最大の押幅は?ベースの右側の最も小さい押幅は?
3.対称性:ベースの形成中にボラテリテイが何回低下したか?

機関投資家の買い集めがある銘柄は、出来高の減少と値幅の縮小が現れる。(売りが枯れた状態)
出来高の増加に伴ってピボットポイントを上に抜けると買い時。

オーバーヘッドサプライ
株価が調整すると、前の高値付近で買って含み損を抱える買い手が出てくる。
損益分岐点近くで手仕舞う投資家が生まれる


52週安値付近の銘柄は良くても、上値でオーバーヘッドサプライが待ち受けている上昇する勢いがない
新安値の銘柄は、出遅れ株
新高値銘柄は、オーバーヘッドサプライがない

深押しパターンは失敗しやすい

急落する時は、会社か業界に深刻な問題がある可能性
株価が下げるほど含み損を抱えた買い手による戻り売りが増える
 調整幅が小さい銘柄に集中。


横ばい期間の短縮
 横ばい期間が早く上昇すると、横ばい期間が短縮され過ぎて危なくなる
期間が短縮されると、V字型の値動きをする横ばい圏の右側で適切な展開をしなくなる

健全な横ばい圏であれば、似たようなパターンが繰り返される傾向
売りが蓄積されるとそれが消化されるまで時間がかかる
短期間に乱高下すると、弱い保有者が取り除かれるだけ
→健全な横ばいけんが形成されるまで時間をおいた方が良い

押しの深さにより適切なベースの期間は3週間から65週まで続く

ふるい落とし
ボラテリテイの低下と横ばい期間が終わっていないこと、ベースの範囲内でふるい落としがあるか見る
市場であなたが見えていることはなんであれ他の人もみんなにも見えている。事を頭に入れておく

うまくいく確率を高めるためにベースの形成中の重要なところでふるい落としが少なくても1回があるまで待った方が良い
そうすれば、弱い保有者が取り除かれ上昇が長続きする

リスク管理損切りのストップ注文を使う規律を持ったトレーダーは弱い保有
仕掛ける前にベースでふるい落としがすでに起きているか確かめる習慣をつける

ベースを形成しているように見える銘柄が支持線を下回る時それはふるい落としかもしれないが、急落・下落の始まりかもしれない
ふるい落としで終わるかどうかわかるまで待つべき
買う前に1〜3回のふるい落としがあるまで待った方がいい
ふるい落としはベースの安値か右側、カップパターンのハンドル部分、あるいはピボットポイントで起きることがある

売りが減った後、興味がもたれているか見る

急落後に大きな需要があってさらに上昇するか?その動きは終わるのか?
株価と出来高の動きを観察する

この時点で機関投資家の買い集めの兆候がないか?
買い集めの兆候は株価の突出高に現れる
これは、ベース内やベースの右側の調整で安値をつけた後に起きる

その時出来高が急増すれば、その値動きは信頼できる
出来高の伴う急騰は、機関投資家の買いを示す
ふるい落としがあって大きな出来高を伴って元の水準まで戻れば、それは良い兆候


出来高の急増に伴う急騰は機関投資家の買いの証拠
出来高は株価が下落した日より上昇した日に大幅に増える
出来高が少ない時に値動きも小さくなる

安値から上昇する日、ベースの右側で上昇する日に出来高が平均を上回ってかなり増えたことを探そう
大幅に下落する日より大幅に上昇する日が多く上昇する日の値幅が大きいところを探す
大幅に上昇した日の後出来高を伴ってさらに大幅に下落する銘柄は避ける
押しで出来高が少なく、出来高が全体的に増えている日に大きくあげていれば、健全な兆候

ピボットポイント

ベースのパターンが完成した後、トレードの仕掛ける株価水準になる
株価がピボットの上値抵抗線を超えたら上昇局面の始まり
ピボットポイントとは、行動を求める株価水準のこと(最適な買い場)
株価が新高値圏に入るとき高値の下で生じる
株価がこの限界を超えると、素早く上昇することがある
最少抵抗線をブレイクすると、短期間のうちに上昇する可能性が高くなる
堅実な横ばい圏から抜けた時適切なポイントでは滅多に騙しがない

ボラテリテイの低下局面では、最後にピボットポイントの間に出来高が減っている
適切なピボットポイントでは出来高が減り平均を大幅に下回る事も多い
最後のボラテリテイの低下局面では、 出来高は 50日平均を下回り極端に落ちることが望ましい。
時価総額の小さな銘柄では、出来高がほとんどなくなることもある。
→株価が大幅に上昇する直前に起きること。
出来高が少なることは、参加者が減ったことを意味する。その銘柄に対して売りがごくわずかになったということ
少しでも買いが入れば株価は急上昇する
横ばい圏で値幅が最も狭い期間(ピボットポイント)に出来高は大幅に減少する


 出来高が少ないVCPパターンは値幅が横ばいを最後に、出来高が平均を上回る上昇する動きを見せることが良い
ピボットポイントの値幅が狭ければ、早く買ったからといって得することはない
不要にリスクを取ることになる
ピボットポイントを上に抜けるまで待つこと

すべての横ばい圏で値幅の狭いピボットポイントができるわけではない
 チート・カップウイズハンドルのチャートパターンでは、高値よりも下にピボットポイントが形成されることもある

株価はピボットポイントをうわ抜けた後反落して高値からは下げて引けることがある(スクワット)上ひげ線
これが出るとすぐには飛び乗らない。反落から回復できるか数日待つ
反落が損切り水準に達するほど大きければ売り。

株価がピボットポイントをうわぬけると、騙しの傾向がないか気を付ける
騙しのブレイクアウトであれば、ベースもすぐに騙しで終わる
上下の変動が大きくならないこと
上昇するのはいいが、乱高下するのはよくない

午前中の下落への対処法
自分の戦略に従い、最初に置いた損切りのストップを維持しておく
相場が堅調であれば、こうした動きを見せる銘柄も午後には回復して高値でひけることがよくある

監視リストの準備
毎日同じ時間にリサーチしている。
監視対象・買いの警告・買いの準備態勢にランク付け
銘柄リストを作っておけば、日中の動きを監視できる
ピボットポイントを超えて事前に決めていた株価に達したら、銘柄を買う

ピボットポイントを抜けると次にどう動くか見る
株価は上昇の途中で一時的に押す。
押しが短期間で支持線にぶつかりテニスボールのように跳ね返って数日以内に高値圏に上昇する

3C(カップ・コンプリーション・チート)のパターン

中段保ち合いのパターン
ハンドル部分はカップの上位3分の1で形成
カップの中位3分の1か真ん中から下で 形成される時は買い場が複数現れることもある
チート領域はカップパターン内で最も早い時期にトレードを試みるポイント
有効なチート領域では、値幅が狭くなっている。出来高も減少する
この保ち合い圏は、最も早いポイントで仕掛ける機会
保ち合い期間を上振れしたら、方向転換したこと
これから長期的な第2ステージのメジャートレンドに戻る

方向転換
トレードする時危険なのは、底をつけようとする時(ボラテリテイが高くなる)
下降トレンドを上にブレイクして、底入れしているように見えても、反落して、前の安値を割り、新たな下降トレンドが始まることもある
保ち合いの高値をうわ抜けたところが買い始めのポイント
この上抜けはチート領域・ハンドルで起きることがある

ファンダメンタルズが健全でも、株価は上昇する準備が整っていないこともある。
良い会社が良い銘柄とは限らない。
機関投資家がどう考えているか重要
機関投資家が貴重と考える会社を見つける


11章

知っている銘柄というだけで買うな

第1ベース
どの強気相場でもIPO してまもない少数の先導株に特徴が現れる
株価は調整から回復すると、新高値圏に入る
第1ベースは、株価と出来高の動きだけで生じるものではない
会社のファンダメンタルズにある
会社が最も成長するのは上場後5~10年

上場間もない銘柄を買うときは、第一ベースという最低取引期間が表れていることを条件

12章

リスク管理

一貫して利益をあげ続けるには、利益と元本を守らなければならない
素人の投資家は、得た利益を自分の財産でなく、相場で儲けたお金として別扱いする。そして、相場で失う
株価が上がったら、利益を守る態勢に入る。最低でも損益をゼロの水準を守る。含み益を損失で終わらしてはならない

毎日すべてのポジションを率直に評価する。
株式の評価は、今とっているリスクに対して、将来に期待できるリターンがどれだけあるか?行うべき

株式市場で儲かりやすい時期がある。しかし、それは、不注意に繋がり、不注意は災難を招く
毎年利益をどれだけ維持続けるかで決まる。(成功は特定の日・月・四半期で得た利益で決まるものではない)
成功が続くと、度をこした願望を持ちやすい。リスク管理を健全な原則に従っていれば、利益を守るだけでなく、地に足をつけておくことができる

リスク管理の基本は慣れてくれば、不要なものではない。絶えず呼び起こして磨きをかけるべきもの

損失を取り戻すにはもっと多くの利益が必要
株価の50%の下落を取り戻すには、 2倍の上昇率が必要
口座資金を危険にさらすほどの金額は失ってはいけない損失が大きくなるほど取り戻すには難しくなる

良いトレードでは、自分の考えに従う信念と間違った時にはそれを認める柔軟性との間に独特のバランスがある-byマイケル・スタイン

買った直後に株価が上昇しなければ、売る。株価が例え下げなくても、思惑通り動きを見せなかったら手仕舞って評価をし直す理由になる
買った銘柄が、買値以上に下げたら、少なくてもタイミングでは間違っていると告げている。
大きな損失から守る方法はそれは損失を小さくして雪だるま式に増える前に切ること

投資家は大きな利益が出るまで待つより大きな損失が出るまで持ち続ける可能性の方が高い
含み損が出ると長く持ち続けるが、利益が出ると早く売ってしまう
価値が増えた銘柄よし価値が減った銘柄を買い増しする可能性が高い。投資家は株価が下がるとすぐに倍賭けしやすい
投資家は小さな損失より小さな利益を受け入れる可能性が高い

ほとんどの投資家は損切りが遅すぎる。
大きな損失を避けることが大勝するための重要な要素。
株価はどこまでコントロールするかは出来ない
損失を小さく抑えるか大きく膨らませるかは自分次第。

大きな調整はすべて小さな反落から始まる。10%の下落が50%の下落の始まりかはどうかは取り返しがつかなくなってからしかわからない
3回のうち1回しか利益をもたらす銘柄を選べなくてもお金は儲けることができる。

最高のトレーダーとは、間違いに気づくと冷静に損切りをして、資金を守ること
負けトレードの損失より勝ちトレードの利益が大きくなるようにすればそれだけで成功できる
1回のトレードを何万回のトレードのうちの一回に過ぎないと考える。

成功する投資家と成功しない投資家の違いは、含み損を抱えた銘柄への対処法にある。
間違っていることは問題ではない。間違えることも問題ではない。問題は、間違いを受け入れようとしないことだ。
問題は間違ったままでいることだ byダン・サリバン


本当の間違いは状況が変化しても、それに合わせて調整しない時に生まれる
絶対に損をださないと言えるほどトレードのうまい人は誰もいない
間違いは避けられない。しかし、間違ったままでいるのは自分で選んでそうしていること

株式投資とは、長期的に見て利益が損失を上回るような確率で儲ける仕事
常に正しくあろうと考えることや含み損を抱え続けても決して破産しないと考えるのは非現実的
リスク管理をしているつもりだけではリスク管理になっていないのでうまくいかない

間違いは教訓であり、言い換えると向上するための良い機会。

損切りできない理由

投資家は自分の保有銘柄に愛着を持つようになる。
自信を持って選んだ銘柄が下落すると信じられなくなり、下落した言い訳をする。
株式市場では、自分が正しいかどうかより利益を出す方が重要
エゴは捨てる必要がある

望みや強い欲望があると損失を出してまで持ち株をうる決断ができない。
損失はトレードや投資の一部。損失に対処する用意ができないとやがて、大金を失うことを覚悟する


13章

リスク管理2

リスクとは損をする可能性のこと
株を保有していれば価値が下がる可能性は常にある

リスク管理をするには規律が必要
株式市場で成功するには緊急事態対応策を立てておき新たな事態に出合うたびにそれを更新すること
プロのと特徴は、
事前に準備をすること。行動するためには事前に準備をしなければならない。
投資する前に起こりそうなことについてどう対処するか考えている。
予想外の問題が生じるたびに対応策は増える

含み益が出たときの対処法も準備しておく必要がある
寄り付き前にその日の予想できる展開を想定。ポジションの扱い方をシュミレーションする。
市場が開いた時何のサプライズもない。どう対処すべきかわかっているから

株を買う前損切りラインを前もって設定する
損切りのストップはポジションをとったばかりの段階で最も意味がある。
一旦株価が上昇したら利益を守るためにトレイリングストップを使って手仕舞う価格水準を引き上げていく。

プロのトレーダーは、リスクとリターンの利点があるかどうか評価する

利食い
 買値から損切りのストップまでの値幅の数倍の上昇をしたら、そのポジションを損失にしてはならない
損切りのストップを損益分岐点まで引き上げる。または利益を確保する
上昇している時に手仕舞う:株価が急上昇して買いつかれが起きそうな時それに気づくことが大切
初めて相場の弱さが見えた直後に売ることもできる。


株価がどれだけ上がるかはわからないが、各トレードの損失額は決めることができる
トレードで絶えず利益を出すためには、リターンの期待値が正である。
リスクリワードレシオが1対1を上回る必要がある
平均して損失を利益よりも低い水準に抑える必要がある

損切りは期待利益との関係で決まる
平均利益の2分の1の水準で損切りする
平均利益がどれだけ大きくても株価が10%以上下げる前に損切りすべき
最初に買ったタイミングが正しかったと仮定しても、10%下げたら、そのトレードは何かおかしいという合図。
自分の平均利益を定期的に監視して、それに合わせて損切りのストップを調整する。
どうやって利益が出せるか自問する

高勝率で利益が出るトレードシステムは調整ができない
制御できるのは、損切りのストップ
 
損切りのストップは10%にしながら、平均利益は平均損失の2倍に維持する。
平均利益の2倍あれば、3回に1回しか正しくなくても困った事態にはならない

株式市場の成功は希望や運とは関係ない
成功しているトレーダーはルールと計画を持っている
逆に負けているトレーダーはルールを持っていない。守らない。

負けが続く時の対処法

1.銘柄の選択基準に問題がある
2.市場の環境が厳しい

相場の調整が弱き相場に入りつつあれば、選択の基準が良くても結果は悪いこともある
自分のポートフォリオを把握して、異常な動きがないか気を付ける。
強気相場で損失を出した銘柄が多ければタイミングがずれている。
異常な負けが続くときは投資額を減らす
損失を取り戻そうと考えず投資額を増やしてはならない。

取引額を減らす。トレードが計画通り進んでいれば逆に取引額を戻していく
 同じ額でトレードを繰り返していると、小さな間違いでさえ積み重なって大きな損失になる。
トレード額を減らして、ポートフォリオの現金比率を高める。

株取引で損を出しても恥ずかしいことではない。
含み損になった銘柄にしがみついて損失を膨らませることは壊滅的な行為

 ペースを調整する
現金100%のポジションから買い始める時飛びつき買いはしない
初めは急がない。相場のテーマを見つける。
テーマを見つけて、トレードのリズムを掴んだ時大きく買う。
損失を出す可能性が少ないときに買う用意ができている。
楽にトレードするには、風が吹いてくるまで、根気よく待てるようになる必要がある。

現金から株へは徐々に増やしていくべき
監視リストの銘柄が増えてきたて、株価指数が安値から上放れしようとしたらトレードして様子を見る
通常より小さな試し玉から始める。
それがうまくいけば、大きなポジションを加えた方が良い
トレードが順調であれば買い増し、そうでないと減らせば、良い時にトレード額が最大になり、悪い時にトレード額が最少になる

 成功したら、増やし、失敗すれば減らす。
ポジションが含み益にならない限り最初の買値をけっして信頼してはならない。
持ち株が許容リスクの3倍に上昇したら、逆指値損益分岐点まで引き上げる。
株価がさらに上昇すれば、上昇中に売って利食いする機会を探す。

大きなボラテリテイで利益が増えることを期待しリスクを大きくしない。
いずれ損失が利益を上回る。

市場環境が厳しい時
損切りのストップ幅を狭くする。
通常の損切り水準が7~8%なら5~6%にする
少ない利益で手仕舞う。
通常平均して、15~20%の利益で手仕舞うなら、10~12% の利食いする
レバレッジのトレードをやめる
ポジションサイズとリスクにさらしている投資金額の総額を減らす
勝率とリスクリワードレシオが改善したら、少しずつもとの水準に戻す。

持ち株は通常4~6銘柄にすべき
PFが大きければ、10~12銘柄に増やせるかもしれない
 20銘柄に投資すれば、ポジションサイズは5%になる。それ以上は保有すべきではない。

利益と損失が2対1であれば、最適ポジションは25%(4銘柄に投資)になる
多くのポジションを抱えていると相場が逆行した時に現金化を高めるのは難しい
最も良い銘柄に資金を集中する。